全羅南道順川(スンチョン)市内から西へ約20キロくらい離れている楽安邑城民俗村(ナアンオプソンミンソッマウル)は、李氏王朝の藁や萱で葺いた民家が感じさせられる家屋や当時の役所の建物が保存されている面積67,490坪の民族村です。
チケット売り場
100数戶の韓国伝統の家屋が保存されている村をめぐらしている楽安邑城の長方形の城壁は、高さ4メートル、全長1,410メートルで、東西南の3ヶ所には、城壁の内部と繋がる門があり、敵の攻撃を効率よく防御するための施設が備えています。
楽安邑城民俗村の正門である東門と城壁
入場券を渡し、今の正門である東門(楽豊楼)を潜りますとまっすぐ伸びる道路の左側は、藁葺きのお土産屋さん、民宿、食堂、農家などが今でもその時の農村の姿を保ちながら村の人々は普通の生活を続けています。
東門に購入したチケットを渡し、城内に入りますと表通りを挟んで民家と官衙(地方官庁)が位置しています。
道路の右側は、林慶業将軍の(イム・キョンオプ、1594~1646年)の碑閣、王様の王命で村を訪れた使臣などをもてなす場として利用された当時の客舎と村の地方官が政務を執っていた東軒があり、東軒の左側には、地方官の生活場になる「内衙(母屋)」などの官衙の建物があります。このほかに村の資料館、重要民族資料として指定されている9棟の韓国伝統の建物があります。
この村のグルメは、食べ物の種類によって4軒の食堂で楽しむことができます。
1号店は牛頭クッパ、テジ(豚)クッパ、豆の萌やしクッパ、泥鰌汁など、2号店は小豆のお粥、カルククス(韓国風のうどん)、黒豆腐の鍋など、3号店は韓国の家庭食(一般的な定食) / 4号店はテーマのある韓国定食
客舎
東軒
東軒の母屋
また、2004年10月に日本のNHKで放送され、大変な反響を呼んだ「宮廷女官チャングムの誓い」が撮影された大長今セット場と獄舎(オッサ)、東軒(ドンホン)、水車小屋(ムルレバンア)などもあり、今でもドラマのファンたちの足が絶えないドラマロケ地のうち、一ヵ所になっています。
楽安邑城民俗村は、1983年には史跡第302号に指定されて1988年ソウルオリンピックが開催される直前の1987年に復元補修を終え、現在まで至るようになりました。
いかかですか、韓国の昔に遡った気分で、民俗村を歩き、美味しい韓国料理を食べて、懐かしい韓国ドラマのシーンを思い出すひと時を過ごしてみませんか
基本情報 | |
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スポット名 | 楽安邑城民俗村 |
住所 | 全羅南道 順天市 楽安面南内里 전라남도 순천시 낙안면 남내리 |
電話番号 | (061)749-3991、749-3893 |
時間 | (12~1月)09:00~17:00、(2~4・11月)09:00~18:00、(5~10月)08:30~18:30 |
休業日 | 年中無休 |
入場料 | 大人(4,000ウォン)、中・高(2,500ウォン)、子供(1,500ウォン) |
サイト | http://www.suncheon.go.kr/nagan/ |
<順天⇒楽安邑城民俗村>
順天駅から楽安行きの63番、68番バス利用(約1時間10分所要)
順天総合バスターミナルから市内バス63・68番利用