晋州城
晋州城
概要

文禄の役文禄の役(一度目の朝鮮出兵、1592年)の際、最も激しい攻防戰が繰り広げられたお城

釜山から西方面へ約2時間ほど走ったところにある晋州市(チンジュシ) は、李朝時代の古い建物が市内にたくさん残っていて、物静かな町の雰囲気が日本でなら小京都といいたいところですが、文禄の役(一度目の朝鮮出兵、1592年)の際に最も激しい戦闘が繰り広げられた晋州城(チンジュソン) があります。

晋州市の真ん中を流れる南江(ナンガン)沿いに石で築かれた城壁の長さ1,760メートルの晋州城(チンジュソン)は、晋州市の歴史と文化が集約されている場所であり、文禄の役(一度目の朝鮮出兵、1592年)の時に2回にわたって繰り広げられた晋州城(チンジュソン) の戦いで、民・官兵合わせて7万名が壮絶な死を遂げたところでもあり、1592年11月に起きた第1次 晋州城 攻防戰は文禄の役(壬辰倭乱)の三大激戦地として知られています。

晋州城は、現在晋州市民の憩いの場所としても愛され、夜または夜明けには自由に散策などができるように無料開放されています。

晋州市のシンボル的な存在である矗石楼(チョッソンヌ)

晋州城
晋州城

城の入口から入って正面に見える建物が「矗石楼(チョッソンヌ)」です。岩壁の上に建てられた美しい楼閣である矗石楼は、高麗時代に創建(1241年)され、戦争時には晋州城を守る指揮本部として、平常時には科挙試験場として使われていたと伝わっています。現在の建築物は1950年に起きた朝鮮戦争で焼失して、1960年ごろに復元されたものです。

義巖(ウィアム)

矗石楼の岩壁の下にある岩。1593年7月に再侵攻した第2次 晋州城 攻防戰で晋州城が陥落しますが、義妓 論介(ノンゲ)が日本軍の武将を誘い出し、その武将を抱いたまま川に投身して忠節を尽くした場所として知られています。

義妓祠(ウィギサ)

日本軍の武将を抱いて川に投身したと言われている論介(ノンゲ)の肖像画が祀られています。

文禄の役(一度目の朝鮮出兵、1592年)の際に義兵(民兵)を起こし、戦死した諸沫(ゼマル)将軍と将軍のいとこの功績を称えるために立てた双忠事遺碑

忠武公金時敏(キム・シミン)将軍の銅像と金時敏(キム・シミン)将軍の戦功碑

晋州国立博物館

晋州城内にある国立博物館。晋州城はもちろん文禄の役(豊臣秀吉の朝鮮出兵)にまつわる様々な資料が展示されています。入場は無料です。

晋州の中心を流れる南江。川にかかる晋州橋、チョンス橋は夜になるとライトアップされて、晋州城とともに美しい夜景を作り上げます。晋州の夜景は一見の価値あり。

スポット名晋州城
진주성
住所慶尚南道 晋州市 南城洞
경산남도진주시남성동
電話番号055-749-2480
時間9:00~18:00
入場料大人2000ウォン
観覧時間以外は無料で入場可能
詳細情報史跡118号

晋州市外バスターミナル
晋州城まで徒歩で約12分所要晋州高速バスターミナル
晋州高速バスターミナル前のバス停から市内バス15.25.37.38番のバスに乗り、晋州橋を過ぎた農協中央会というバス停で下車する
タクシーを利用しましたら基本料金で行けます

※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
作成者
Park Bogyu
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