国立公州博物館
国立公州博物館
概要

63年間の熊津(ウンジン)百済時代の古代芸術に迫る国立公州博物館

こんにちは、韓国ソウルから約140キロほど離れている忠清南道(チュンチョンナムド)・公州市(コンジュシ)は、人口11万名くらいの小ぢんまりとした街ですが、百済時代である475年から538年までの63年間、熊津(ウンジン)という地名に呼ばれ、現在の扶余(プヨ)郡にあたる泗沘(サビ)に首都を移るまで燦爛たる百済文化の華を咲かせた百済時代の首都でした。

2004年5月14日、現在の場所に新築移転開館した国立公州博物館は、1971年、宋山里古墳6号墳の排水工事の際に偶然発見され、世の中を驚かせた第25代の百済の王である武寧王陵と大田市・忠清南道で出土された国宝18点と宝物4点をはじめ、30,000余点の百済時代の遺物を所蔵しています。

遺物は、、1階の武寧王陵室と、韓国原三国時代から熊津(ウンジン)、泗沘(サビ)百済時代を経て、統一新羅時代にいたる忠清南道(チュンチョンナムド)の歴史と文化が分かりやすく説明されている2階の忠清南道(チュンチョンナムド)古代文化室、野外展示場に分かれて展示されています。

1F<武寧王陵室>
博物館の1階にある武寧王陵室は、王陵から出土された4,687点の遺物のうち、王と王妃の金製冠飾りや王陵の守り神様である石獸など、1,000余点の遺物が展示されています。

槙の木でできた王と王妃の柩と王陵の守り神様である石獸

華麗な王(左)と王妃(右)の枕と足置き台

王(左)と王妃(右)の金製冠飾り

2F<忠清南道の古代文化室>

忠清南道(チュンチョンナムド)の先史文化と、百済時代の土器と瓦、金銅観音菩薩立象(国宝第128号)などが展示されている。
※資料提供:国立扶余博物館

<野外展示場>
宝物の石槽や石造如来坐像、石塔など、公州市一帯で出土された多くの石造遺物などが博物館の広い庭に置かれています。

百済の王や王族の古墳がある宋山里古墳群から徒歩で約10分ほどの距離にある国立公州博物館は、63年の熊津(ウンジン)百済時代の華麗な文化を物語っています。

基本情報
スポット名 国立公州博物館
クンニッコンジュパンムルグァン / 국립공주박물관
住所 忠南 公州市 熊津洞 360
충청남도 공주시 웅진동 360
電話番号 041-850-6300
時間 平日10:00~18:00/土日国慶日10:00~19:00
毎週土曜日4月~10月夜間開場
休業日 毎週月曜日、1月1日、旧正月、秋夕連休中の月曜日は開館
入場料 無料
サイト http://gongju.museum.go.kr
行き方 公州総合市外バスターミナルから一般タクシーで5~10分所要

※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。
現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。

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作成者
Park Bogyu
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