南原(ナムウォン)酉谷里(ユゴクリ)と斗洛里(ドゥラクリ)古墳群は、智異山の一筋である鳶飛山(ヨンビサン)から西に下る緩やかな丘の尾根に沿って城内村の北側に群れをなしている三国時代の古墳群である。
1989年と2013年の2回に渡って実施された発掘調査の結果、ここでは伽倻系の竪穴式石棺墓と一部百済系の横穴式石室墳が一緒に確認され、伽倻と百済の二つの時代の古墳築造様式が共に確認された。特に、32号墳では長さ7.3mの大型竪穴式石棺墓が確認され、かつての百済王陵級墓からしか出なかった青銅鏡や金銅靴の破片など最高級の遺物が出土し、学界の大きな注目を浴びた。
その他、210点余りの鉄器類と110点余りの土器類などの遺物も多数出土し、「南原酉谷里(ユゴクリ)と斗洛里(ドゥラクリ)古墳群」は、伽倻(ガヤ)と百済の古墳築造の特徴をすべて備えており、発見された遺物も現地勢力はもちろん、百済と伽倻(ガヤ)の特徴を示す遺物が出土し、5~6世紀南原雲峰高原地域の古代歴史と文化研究に重要な遺跡として価値が高い。
店名 | 南原 酉谷里と斗洛里 古墳群 남원 유곡리와 두락리 고분군 |
住所 | 全羅北道特別自治道 南原市 引月面 城内キル35-4ほか 전북특별자치도 남원시 인월면 성내길 35-4외 |