統一新羅の末期に作られた背の高い仏様

居昌郡市内から東の端に位置する陽平里の老惠村(ノヘマウル)。昔、ここには老惠寺(ノヘサ)または、金陽寺(グムヤンサ)というお寺があったと伝わっています。礎や石灯などの遺構だけが残っているお寺の址には背の高い仏様が立っておられます。全体の高さ3.7メートルの統一新羅時代の仏像(石造如来立像)が千年以上の歴史を持ったままこちらにに立っています。


この仏像は、仏頭に比べたら身体はふかふかのボリューム感はないんですが、スマートな体格に優れた比例を持つ統一新羅末期の9世紀頃につくられた巨仏彫刻の仏像様式を示す重要な作品と考えられます。仏像の上にのせた天蓋は、近年に作られたものです。宝物第377号。

基本情報
スポット名居昌 陽平里 石造如來立像
거창 함평리 석조여래입상
住所경상남도 거창군 거창읍 양평리 479-14
慶尙南道 居昌郡 居昌邑 陽坪里 479-14
時代統一新羅時代
※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
作成者
Park Bogyu
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