第16代ノ・ムヒョン大統領の生家

第16代ノ・ムヒョン大統領の生家

幼い頃、子どもたちに大きくなったら何になりたいと聞いてみたら半分以上が大統領になりたいと言います。子どもたちの憧れの大人像だった大統領、特に子供たちに愛された故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の生家が位置している烽下(ボンハ)マウルは金海市進永邑(チニョンウプ)から東へ4.5キロほど離れた烽火山(標高140メート)の下にあります。

第16代ノ・ムヒョン大統領の生家
第16代ノ・ムヒョン大統領の生家

烽火山の下にある村といって名づけられた烽下(ボンハ)マウルは、進永の柿と稲作が行われてきた静かな農村です。

故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は5年の任期を終えて、歴代の韓国大統領としては初めて田舎に帰郷し、私邸の前に広がっている田んぼに科学肥料や農薬を使わない合鴨農法を始めるなど、環境にやさしい村づくりにも励みました。

故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の写真が飾っているバス停留所のある村の入り口の右側の黄色い建物には大統領を追慕するための映像が上映されており、建物の中央には大統領に対する追慕の念、まことに切なるものがいっぱい書かれている黄色いメモ紙が貼られています。

追慕するための建物

故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の生家は、みすぼらしい小さな部屋の2つの台所が並べられるスレート屋根のブリック・ハウスだったが、死後、生まれてから7才まで住んでいた当時の伝統的な田舎風のわらぶき屋根の家を2009年9月24日大統領の誕生日に合わせて復元し、一般に公開しています。また、部屋の壁には韓国伝統婚礼衣装を着て写した白黒結婚写真も貼っています。

生家

烽下(ボンハ)マウルを見下ろしている烽火山は、高麗時代初期に刻まれたと推定している横たわっている磨崖仏、嚢の巣があるといって名づけられた嚢岩、大統領が歩む道になっている村が一望できる獅子岩、浄土院、山頂にはホミ(農具)をもった観音開発聖像があります。

烽火山

また、烽火山の獅子岩のすぐ下には、故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の遺骨が収められた墓域が造成されていて、墓域の入り口から碑石まで15,000人の市民が寄付した15,000個の横縦20センチ、厚さ10センチの追慕の石が敷かれており、いつでも参拝ができるようになっています。

墓域

生前の大統領

スポット名ノ・ムヒョン大統領の生家
노무현대통령생가
 住所 慶尚南道金海市進永邑本山里30番地
경상남도 김해시 진영읍 본산리 30번지
 観覧時間 午前9時から午後6時まで
 入場料 なし
 烽下(ボンハ・봉하)マウルの散策コース 1コース→烽火山の山登り、約1時間所要
2コース→烽下(ボンハ・봉하)マウルの田んぼなどの散策 約1時間所要
3コース→車でお寺の浄土院まで行き、徒歩で烽火山の山登り、30分所要
お問い合わせ大統領の生家 055-346-0660

行き方
沙上の東部市外バスターミナルにて金海旅客搭乗し、進永の市外バスの駐車場で下車 烽下(ボンハ・봉하)行きの57番バスに乗車して、烽下(ボンハ・봉하)マウルの入り口で下車で下車

登録日:2012-04-10

※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次