李氏朝鮮時代は白磁、高麗時代には青磁があれば、新羅時代は新羅特有の土器があります。

慶北慶州市の散在している古墳から発掘された新羅土器が再現されたのは、40余年の前のことでした。慶州市ハ洞慶州民俗工芸村にある新羅窯の名将リュヒョウン(69)さんが初めて新羅土器の製作技法を研究し、今まで守り続けている職人です。

韓国ドラマ 「善徳女王」の小品として使っている灯盞の杯などの多くの土器が新羅窯の作品であり、慶州博物館にも展示されている善徳女王陵の下にある四天王寺址から発掘された四天王像のレプリカもこの先生の作品だそうです。

新羅土器は、慶州近所にある粘り気のある粘土をロクロの上に置き、足でけってまわしながら薄い牛の皮などを使って作られた様々な形や文様を持つ土器を風や日が当たらない場所で乾かし、うわ薬をかけないまま、登り窯で4泊5日間にわたって1,200度から1,300度の高熱で薪で焼き続けます。

焼き終わる5日目には窯のすべての穴を完全に塞ぎ、5日間は窯の中の灰と煙が土器の目には見えない細かい穴に吸い込まれるのを待ちます。 その後、窯の灰を外にかき出し、再び穴を塞いで10日間窯の温度が下がるのを待って新羅土器が完成されるのです。

このように高熱で焼かれた土器は、粘土に含まれていた鉄分やガラス、 珪石などが溶け込み、土器の表面を覆ってガラス質の自然釉を作ります。また、炎の回りや灰のかかりなどで、土器の一つ一つが個性的な作品として生まれ変わるのです。

新羅窯
新羅窯

新羅窯は、常に先生が常住していますので、新羅土器を見学にきた観光客に自らロクロを足で蹴りながら新羅土器の製作光景も見せてくれます。また、完成された新羅土器の販売場を兼ねた展示館もありますので、お手頃な値段で新羅土器の購入もできます。

基本情報
スポット名 新羅窯
住所 慶尚北道 慶州市ハ洞201-10 (慶州民俗工芸村の内)
경상북도 경주시 하동 201-10(경주민속공예촌내)
電話番号 054-746-1115
休日 毎週日曜日と旧正月と秋夕当日
営業時間
※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
作成者
Park Bogyu
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