掛陵
掛陵

まるで王陵を護るように並んでいる8体の石像と王陵の周囲を囲む十二支神像は現存する新羅王陵の中で、彫刻技法がもっとも優秀であると言われる掛陵(クェルン)は、新羅第38代の元聖(ウォンソン)王の陵墓だと推定されています。

陵を掛けるという意味を持つ掛陵(クェルン)は、王陵を造成する場所に小さな池があってそこを埋め立てて陵を造りましたが、陵の内部に水が染み込むために高いところに棺を掛けて陵を造ったということから来由されました。

広い広い芝生に武人像の2体と文人像の2体、そして獅子像の4体がそれぞれ向かい合い並んでいますが、力あふれる体をしている獅子像の4体は東西南北を守護するように自らが護る方向へ首だけを向けており、顔は頬笑みを浮かんで正々堂々に立っています。

そのうち、掛陵(クェルン、北側)方へ首を向けて弱者を抑え付けるかのように左足を少し上げ笑っている獅子の顔には三国を統一した新羅の余裕と力が覗えます。

スポット名掛陵
괘릉
住所慶尚北道 慶州市 外東邑 掛陵里 山17番地
경상북도 경주시 외동읍 괘릉리 산17번지
電話番号054-779-6396
時間[冬]08:00~17:00|[夏]08:00~18:00
指定史跡第26号
入場料なし
行き方慶州駅、市外バスターミナルより600番バスに乗って掛陵里(クェルンリ)で降りる。
※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
作成者
Park Bogyu
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