ソッシウォンナンテグタン（海雲台月見の丘）

韓国釜山は港町であるだけにお刺身や海鮮鍋などのシーフードがうまいですが、釜山を代表する海のリゾート地として知られている海雲台には、タラ(韓国では大口「テグ」）という魚を材料にしたテグタンの専門店が何軒があります。

今日紹介するテグタン専門店は、美しい海雲台ビーチが一望できるタルマジゴゲ（月見の丘）の上にある海月亭から松亭(ソンジョン)へ少し行ったところの左側にあります。

道路沿いに縦長の黄色の看板にソッシウォンナンテグタン(속시원한대구탕)という店名が書いてあり、食堂の駐車場を管理するおじさんが何人が見えますが、あのおじさんが立っている建物の１階は駐車場として使い、2階が食堂になっています。

この食堂は、海雲台の尾浦(ミポ)観光遊覧船の向かい側の屋台でテグタンを作り始め、韓国コンドの脇のお店へ移転、現在の場所に引越して営業しています。長年にわたり、ひたすらテグタンだけを作ってきた食堂ということで、現在も常連客が多く、いつもタラタンを食べる人々で賑わっている食堂です。

海雲台タルマジゴゲ（月見の丘）付近のテグタンの専門店は、赤い唐辛子が入ってない淡白なスープのところがほとんどですが、この食堂は、ボリュームのある肉厚のタラの白身、煮込まれた大根、ネギなどを材料に自家製カンジャン(醤油)で味を付けたスープにピリ辛味の真っ赤なタデギ(韓国の薬味)をスープと混ぜ合わせて、タラの白身と食べますとまったりとした味のタラ鍋が味わえます。また、男性用のタラと女性用のタラの肉の部分が違うのも面白いですね。

春になりますと桜の並木が綺麗な釜山海雲台の名所の月見の丘の上にあるタラ鍋の専門店で、海雲台の絶景を楽しみながら昼食はいかがでしょうか