釜山市内から東北部へ車で約50分ほどの場所にある海東龍宮寺は、韓国三大観音聖地の一つであり、海と龍、そして観音大仏が調和を成してどこよりも信仰の厚い場所として、真心を込めて祈れば誰でもひとつの願い事は叶う寺院としても知られています。

釜山市 機張郡の東海に位置する海東龍宮寺は、1376年に高麗公民王の王師であった懶翁(ナオン)大師が創建したと伝わっています。当時、国に暑い日照りが続いたある日、懶翁大師の夢の中に東海龍王が現れて「後ろは山で、前は海である場所で毎朝手を合わせて仏様を拝めば、雨順風調し、国泰民安あり」と言われ、ここにお寺を作って山の名を蓬莱山(ボンレ)とし、お寺を普門寺(ポムンサ)と名づけました。

しかし、文禄・慶長の役で消失され、1930年代の初期に通度寺(トンドサ)の蕓崗(ウンガン)和尚が寺を建て直し、1974年晸菴(チョンアン)和尚が100日間祈った末、夢の中に白衣を着た觀音菩薩が龍に乗って昇天するのをみて海東龍宮寺と改名しました。

海東龍宮寺は、海辺の険しい絶壁に1枚の絵のように美しく建っており、まるで、龍宮の中に入るような神秘で独特な伽藍配置になっているお寺に入るには煩悩の数の108階段を通らなければなりません。 お寺の入口のほうには十二支像、交通安全祈願塔と108の階段があり、108階段の入口に立っている達磨象の鼻と腹をお撫ですると得男するという噂があり、達磨象の腹と鼻には人々の痕跡が数多く残っています。

108階段を下りて願いを込めてコインを投げる石橋を渡って龍宮寺の伽藍に入ると黄金豚と薬師如来の洞窟法堂、大雄殿、 金の彌勒佛、 龍王堂が一目に入ります。

大雄殿の正面には、スリランカから持ってきた佛舎利を奉安した四獅子三層石塔があり、少し離れている所に龍王堂があって、後ろの丘の上には東の海を眺める 高さ10メートルほどの 海水觀音大仏があります。

ヤンヤン落山寺、南海ボリアムなどと共に韓国三大觀音聖地で呼ばれる海東龍宮寺は、このお寺で真心を込めて誰もが心から祈りさえすれば必ず一つの願いを叶えてくれると伝えられ、多くの願いを持つ観光客のみならず、参拝客の足が途切れることのないお寺です。

海東龍宮寺
海東龍宮寺の駐車場からお寺までの道はグルメやものを売る屋台街になっています。

交通南浦洞(忠武洞ロータリー)発の機張郡着の1003番座席利用
南浦洞を出発して、釜山駅と、広安里、海雲台海水浴場を経由して松亭海水浴場の入り口のバス停留所で降りる。(南浦洞起点にすると松亭海水浴場までは約1時間所要) 1003番座席バスから降りて、松亭海水浴場の方面に110メートル歩いたら右カーブが出てきます。そのカーブのバス停留場で181番市内バスに乗り換え、お寺の入り口がある国立水産科学院で降りる。そこからお寺まで徒歩約10分~15分くらい所要。  

一般タクシー利用
地下鉄2号線 海雲台(ヘウンデ、Haeundae) 駅からタクシーで約20分(タクシー代約8,000ウォン)/西面のロッテホテルから一般タクシー代は、20,000ウォン~23,000ウォン/南浦洞からの一般タクシー代は、約25,000ウォン~28,000ウォン(タクシー代はあくまでも参考にだけしてください)。  

釜山181番市内バス利用
地下鉄2号線 センタムシティ(CentumCity) 駅、海雲台(ヘウンデ、Haeundae) 駅で乗車、乗車場所によって約30分から40分くらい所要  

西面近くの国鉄釜田駅で東海線に乗車
東海線の松亭駅で下車し、139番市内バスに乗り換える

スポット名 海東龍宮寺
해동용궁사
住所 釜山市機張郡 機張邑 侍郎里 416-3
부산시 기장군 기장읍 시랑리 416-3
電話番号 051‐722-7744~7755
休業日 年中無休
入場料 無料/駐車代3,000ウォン
観覧時間 日が落ちるまで
※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。
現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
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作成者
Park Bogyu
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