莞島郡(ワンドグン,완도군)は、全羅南道の南端であり、韓半島の最南端に位置する郡です。郡庁所在地である莞島邑を含む3つの邑、9つの面があり、多島海海上国立公園の中心に莞島があります。住民が住んでいる54島と146無人島、201個の美しい島々が点在しています。839キロの長い海岸線では、アワビと海苔、ワカメ、昆布など様々な水産物が豊富です。
新羅の統一以来、828年(フンドクワン3)の張寶高(チャンボゴ)が1万人の兵で、竹靑里と長佐里一帯に清海鎮を設置し、中国の唐と日本の貿易・文化交流などを独占することにより、海上王国と呼ばれるほど繁盛した島でした。
特に、張寶高の一生を描いたKBSドラマ「海神」が2004年に放映され、一般の人々に幅広く知られるようになりました。当時、ドラマが撮影された大新里(デシンリ)の青海浦口(チョンへポク)撮影現場と佛目里(ブルモッリ)の新羅坊(シンラバン)セット場は、統一新羅時代、当時の街並みと生活の様子を生き生きと伝えており、現在も多くの観光客が訪れています。