釜山西部市外バスターミナルから約1時間50分ほどの場所にある固城郡は、慶尚南道の南部海岸に位置する地域で、東方には昌原(チャンウォン)、西方に泗川(サチョン)、北方に咸安(ハムアン)、南方には海と接しており、海路および陸路をつなぐ交易網の確保に有利な立地条件を備えています。この立地条件を利用した古代の伽耶諸国の一カ国である小伽耶が繁盛した街で、当時の松鶴洞古墳が市内の北側にあります。
観光地としては、都立公園である蓮華山と玉泉寺、文禄・慶長の役に活躍してた李舜臣将軍の唐項浦海戦の唐項浦観光地、中生代の恐竜の足跡がある床足巖郡立公園、固城恐竜博物館などがあり、慶長の役(1597年)に築造された固城倭城の一部の遺跡が固城郡庁の裏のほうに残っています。