公州市は忠清南道のほぼ中央に位置し、ソウルから約140キロ離れた都市です。475年から538年まで扶余(プヨ)に移されるまで、百済の首都でした。毎年10月に韓国三大文化祭の一つである「百済文化祭」が公州市、扶余郡で開かれます。
百済時代の公山城(コンサンソン)は、もとは土城でしたが、朝鮮時代の宣祖、仁祖の時に今のような石城に改築しました。また、夜になるとライトアップされ、夜の百済の趣きを楽しむことができます。近くの宋山里(ソンサンリ)古墳群には百済の第25代の王の武寧王陵をはじめ、7つの古蹟があります。
公州市の南東部に位置する鶏竜山(ケリョンサン)は、山の稜線の形が鶏冠を頭にかぶった龍の形に似ていて名付けられ、景色はもちろん、風水地理的にも良い気運を持っている山としても知られています。
2015年、百済歴史遺跡地区・公山城と宋山里古墳群がユネスコ世界遺産として登録されました。