陶山書院

陶山書院

慶尚北道 安東市の北東に位置する陶山書院は朝鮮時代の儒学者 退渓 李滉(テゲ イ・ファン:退渓は号、1501~1570)が学問研究や儒学教育などのため1561年に建てられました。

当時は、退渓が自ら儒学を研究し、弟子を教えた『陶山書堂』と弟子たちが住居した『ノン雲精舎』の二つの建物しかありませんでしたが、退渓の死後、1574年に退渓を慕う弟子や儒学者らが儒学学校として増築し書院に発展させ、翌年には当時の王である宣祖が退渓の功績を偲び 「陶山書院」 と書かれた扁額*を与えました。

退渓 李滉は韓国の千ウォン札に描かれている人物で、以前発行されていた旧千ウォン札の裏には陶山書院が印刷されています。

陶山書院

典敎堂

書院の正門を入ると右手に『陶山書堂』、左手には『ノン雲精舎』があり、後方にのぼり進道門をくぐると正面に『典敎堂』があります。ここは陶山書院の中心となる建物で、1574年に建てられた大講堂です。「陶山書院」の扁額*はここに飾られています。その他の建物としては、儒学者らが住居しながら勉強していた『東・西斎』、退渓の位牌が安置されている『尚徳祠』などがあります。

陶山書院は周りを取り囲む鬱蒼とした松林や静かな安東湖と良く調和され四季を通し美しい景観を造り出しています。

*扁額:門戸や室内などに掲げる横に長い額

基本情報
スポット名 陶山書院
도산서원
住所 慶尚北道 安東市 陶山面 土里 680番地
경상북도 안동시 도산면 토계리 680
電話番号 管理事務所 TEL : 054-856-1073
時間 午前9時~午後6時(11月~2月、午前9時~午後5時)
入場料 1,500ウォン(小人:600ウォン) / 駐車料:2,000ウォン(大型:4,000ウォン)
指定 史蹟第170号
サイト http://www.dosanseowon.com/
※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
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