慶州国立公園のトハム山は、古くから新羅の人々に神聖視されてきた護国の霊山であり、世界遺産仏国寺圏の一部です。この圏域には、石窟庵や仏国寺など由緒ある新羅の遺跡が点在しており、観光客に人気のある観光地です。石窟庵はトハム山の中腹にあり、東海から昇る美しい日の出を眺めることができます。
一方、仏国寺は山麓にあり、建築物で煩悩の世界から悟りを開いた仏様の世界を表現しています。さらに、圏域には優れた護石製作技法で評価される掛陵や、仏国寺よりも古い寺院である甘山寺もあります。仏国寺圏は、新羅時代の歴史や文化を伝える重要な遺産であり、慶州を訪れる人々に魅力的な観光スポットとなっています。