日本JR九州高速船が韓国釜山と日本福岡を運航する旅客船「クイーンビートル号」運営事業から撤収すると23日発表した。
時事通信など現地メディアによると、親会社であるJR九州の社長は同日、記者会見を通じて「クイーンビートル号」の運航再開をあきらめると明らかにした。
社長は運航放棄理由についてクイーンビートル号に生じた亀裂を修理するのが難しいとし「安全を疎かにしては運航できない」と話した。
また「福岡-釜山区間は飛行機運航が目立ったのも撤収の理由の一つ」と説明した。
クイーン·ビートル号は2600トン級で定員は502人だ。 22年11月から運航(片道3時間40分)を開始した。
8月からクイーンビートル号は運航中断に入ったが船体漏水に対する隠蔽が発覚したためだ。
JR九州高速船は今年2月、クイーンビートル号の漏水を把握したが、これを隠して運航を続け、6月に国土交通省の抜き打ち検査で摘発された。
8月、高速船側は公式記者会見を開いて謝罪を発表し、社長は解任された。 クイーンビートル号はこの時から運航が中断された。
今年10月には海上保安庁が船舶安全法と海上運送法違反の疑いで高速船などを対象に押収捜索を行った。
JR九州は先月には隠蔽に関与した高速船元社長など3人を懲戒解雇した。
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