釜山の歴史と文化を伝えるテーマ通りとして知られる釜山市東区の草梁イバグギル(초량 이바구길)一帯が新しく変身する。
イバグギルは、解放後の避難民の生活圏であった1950~60年代と産業復興期であった1970~80年代の釜山の姿をそのまま残している場所で、長さ1.5㎞で釜山港を眺めるのに適した美しい景色で有名だ。まず、これまで頻繁な故障で問題となっていた草梁168階段モノレールの代わりに傾斜型エレベーターが設置される。
釜山市東区庁によると、草梁168階段横の傾斜型エレベーターを来月11日から稼働することを27日に明らかにした。階段横約60mを行き来するエレベーターの建設には、特別交付金と具備など23億2800万ウォンの予算が投入された。

新しい観光名所として期待を集めている傾斜型エレベーター(釜山東区庁提供)
住民公募で「草梁168空道」と名付けられたこのエレベーターは、約12人を乗せることができ、8人が定員であるモノレールより効率が良いうえ、騒音が少なく夜間運行も可能で、住民や観光客の不便を解消することが期待される。
エレベーターの稼働と同時に、青年創業空間である「イバグプラットフォーム」もオープンする予定です。草梁168階段周辺に空いていた都市再生拠点施設をリモデリングし、20~30代の若者などに安価に賃貸する空間だ。東区庁は市費9億ウォンで整備を終え、3億ウォンは3年間1億ウォンずつ運営費として投入する予定だ。
青年たちは8つのスペースに分かれたイバグプラットフォームでそれぞれ異なるカフェ、食堂、工房などを運営する予定で、イバグギルの新しい名所となるか注目される。
東区庁の関係者は、「コロナ19以前にも一日1300~1500人程度がモノレールを利用したと集計された」とし、「エレベーターはより多くの住民と観光客が利用すると思う」と明らかにした。
|