一時、国内代表観光地だった釜谷ハワイが廃業し、新型コロナウイルス感染症まで重なり、観光客減少の直撃弾を受けた慶尚南道昌寧郡釜谷面温泉地区の観光産業が、郡と温泉業界の努力に回復傾向を見せている。
23日、昌寧郡によると、昨年釜谷温泉を訪れた観光客は283万人で、新型コロナウイルスの影響で242万人まで減少した2020年に比べて大幅に増えた。
嶺南圏最大の観光地だった釜谷ハワイが廃業した翌年の2018年に初めて観光客数が300万人以下に下がり280万人を記録した後、2022年までにCOVID-19の影響で240万~260万人程度に減った。そして2023年には291万人が訪れ、昨年は283人が昌寧で温泉を楽しんだ。
昨年は観光客数が小幅減少したが、郡は夏場の気温が平年より高く、一時的に観光客が減少したと分析した。
郡は今年、観光客が再び300万人以上が訪れると見通した。
2023年に全国で初めて大韓民国代表温泉都市1号に指定され、年内に造成される黄土道と光の通り·幼児用公園、転地訓練団訪問などを通じて十分に目標達成が可能だと軍は分析した。
また、温泉·宿泊業者が家族湯の内部をリモデリングし、最近咸陽~蔚山高速道路の中で昌寧~密陽区間の開通も観光客の流入に肯定的な要因になると期待した。
釜谷温泉は釜谷面事務所から釜谷バスターミナル方向に半径1km内外に密集した温泉地区だ。
卵が煮えるほどの摂氏78度のアルカリ性硫黄温泉水を誇る。
全24ヶ所の宿泊·温泉業所(3ヶ所休業)には客室ごとに家族湯概念の温泉湯があり、また銭湯概念の温泉施設が造成されている。
運営中の客室(家族風呂)は1千355室だ。金曜日から日曜日までの週末の間、予約率は90%以上で人気だ。
最近、釜谷温泉観光客の特徴は、過去の観光バスを利用して昌寧を訪れた団体観光は減り、家族連れの観光客が増える傾向だ。
ソン·ナクイン郡守は「慶南、大邱、釜山など色々な地域で釜谷温泉を訪ねてくれた観光客に感謝する」として「今後もより多くの方が昌寧で疲れを取っていけるよう努力する」と話した。
釜谷温泉地区では温泉体験ができる第30回釜谷温泉祭りが3月28日から30日まで開かれる。
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