最近、釜山駅一帯に伝統飲食店と老舗が消え、豚クッパ屋が続々と入ってくる傾向が顕著で、注目を集めている。
最近1年で、釜山駅付近の1つの路地だけに6軒以上のクッパ屋が密集することもあり、近隣の商人やサラリーマンがその路地を「豚クッパロード」と呼ぶほどだ。釜山を訪れたり、釜山を離れる際に豚肉クッパを楽しむ外国人をターゲットに、自生的に生まれた豚肉クッパ商圏が新たな名所として定着するか注目される。
特に、釜山駅と草梁駅の間に位置したマクドナルドの裏手の交差点には、一つの路地にだけクッパ屋が6ヵ所も集まっている。 いわゆる「テジクッパロード」が造成された。
観光客に「ウェイティンググルメ」として人気が高いボンジョン豚クッパ付近には最近1年間にわたりクッパ屋3ヶ所が新しい看板を立てた。
外食業界などによると、最近、豚クッパの人気が着実に上昇し、関連業種が増えたものと分析される。 「テジクッパ熱風」の始まりには釜山駅近隣と向い側に並ぶテジクッパ店が並んで観光客の好奇心を刺激した影響が大きかった。
最近はSNSやグルメなどの影響で、テジクッパが釜山を代表するローカル料理として立地を固め、観光客だけでなく釜山市民の間でも人気を集めている。 釜山の豚クッパ店のあちこちでは口コミに乗ったと言えば営業前から並ぶ「オープンラン」現象まで現れている。
このような流れに豚クッパ専門店創業に乗り出す自営業者が増えているうえに、いわゆるお客さんが集まる特定地域に「旗を立てる」現象が現れているという分析だ。
商人たちの反応は肯定的だ。 クッパ屋を運営するある店の社長は「釜山駅は外地人が多く訪れる所なので、釜山を代表する豚クッパ屋が多くなることが観光客誘致に役立ちそうだ」として「不景気という認識があるが、一度商圏が形成されたところは簡単に崩れることはないという期待があり、一丸となって生き残ろうとする努力も作用するようだ」と話した。
ただ、テジクッパ専門店が急速に増え、釜山駅近隣の多様な飲食店を押し出しているという不満の声も出ている。 特定の食べ物が商圏を独占し、地域商圏の多様性が消えるという憂慮だ。 実際、最近できた豚クッパ屋は、日本式寿司専門店、ミルミョンとソルロンタン屋など、数年間営業していた伝統飲食店の席を占めた。
釜山駅一帯の商圏は釜山の関門の役割をするところであるだけに、過去に多様な業種が位置した地域だった。 釜山港とも近く、船員や商人がよく訪れる刺身屋や居酒屋が盛んだった。 長距離旅行客のための大型食堂から地域住民のための小さな粉食店など24時間営業する飲食店も多く、一時多彩な食文化が共存した。
釜山駅一帯の商圏は、釜山の玄関口としての役割を果たす場所であるため、かつて様々な業種があった地域でした。釜山港にも近く、船員や商人がよく訪れる刺身屋や居酒屋が盛んでした。長距離旅行者向けの大型食堂から地域住民向けの小さな食堂など、24時間営業する飲食店も多く、かつては多様な食文化が共存していた場所です。
釜山駅近くの事務所で10年間勤務している安某さんは、「豚肉クッパ店が増えすぎて競争が激しくなり、伝統的な老舗の多様性が減ったようだ」とし、「昼食時にどの食堂に行くか選ぶ楽しみも減った」と話した。
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