釜山新着ニュース

釜山市は、大型キャリーバッグの市内バスへの持ち込みを禁止してから、国内外の観光客が釜山市内の移動に混乱を感じている。

大型スーツケースを持って釜山を訪れる観光客は、市内バスを利用することがほとんど不可能であると不便を訴えている。一方、市民たちは、釜山の山道などを通る市内バスは、乗客の安全を考慮して制限を設けるのは当然のことだと反論している。

釜山市は、市内バスで持ち込める物品の制限を設けており、20キログラム以下で体積が50cm×40cm×20cm以下である大きさのみ許可されている。旅行用バッグも航空機持ち込み用である20インチのみ可能だ。市内バスは主に市民が利用するため、キャリーバッグの重量と体積を制限するのはやむを得ないとしている。

しかし、観光客はこの制限により不便を感じており、釜山市の観光競争力が低下することを懸念している。釜山市は今年下半期に、キャリーバッグを持ち込める市内バスを試験的に運行し、その結果を基にキャリーバッグを保管できる場所を増やす計画である。

市内バス利用に制限があることには賛否があり、市民の中には観光客の利便性よりも市内バスの本質的な役割を優先するべきだとする意見もある。