ボリュームのある統一新羅時代の石仏が美しい!
世界的な文化遺産が街のあちこちで見かけることができる慶州ですが、釜山とソウルを結ぶ京釜高速道路の慶州の料金所を通過した右側に新羅時代から信仰されてきた500メートル弱の南山(ナムサン)があります。
あの山には新羅時代の息吹が感じられる石仏像や石塔、古墳などが山の隅々にたくさん残っており、新羅時代の仏教遺跡を求めて山登りをする場所としても有名な山です。
南山の東の山麓に世界遺産である石窟庵の石仏とほぼ同時代に造成されたと伝わる4.36メートルの慶州 南山 弥勒谷 石造如来坐像(宝物第136号)が奉られています。この石造如来坐像は現在南山に残っている石仏の中でもっとも大きくて完成度の高い仏像として言われています。
全体高さ4.36メートル、仏像高さ2.44メートルの石造如来坐像の裏側の光背には薬師如来が刻まれています。
ドラマでも作られ、日本にも多くのファンを持っている新羅初の女王である新羅27代の善徳女王が眠っている狼山(ナン山)がよく見える場所にある菩提寺の正確な創建年代はまだわかりませんが、統一新羅時代に建立されたお寺と推定しています。
お寺の全景と菩提寺崖如來坐像です。
また、「慶州 南山 弥勒谷 石造如来坐像(宝物第136号)」と共にお寺の入り口のほうにある「菩提寺磨崖如來坐像(慶尚北道有形文化財第193号)」が有名です。
菩提寺は、長い間廃寺状態でしたが、1980年に大雄殿、禅院、僧侶たちの生活する寮舍などが建築されて今の姿に整えられました。その後、女僧が修行する尼寺として定着して今まで至ってます。
スポット名 | 菩提寺・ボリサ |
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住所 | 慶尙北道 慶州市 排盤洞 山66-1 (南山) 경상북도 경주시 배반동 산66-1 (남산) |