釜山甘川文化村
釜山甘川文化マウル

山の斜面にカラフルな家々が集落の如く並ぶ姿が印象的な甘川文化村

韓国と日本を行き来する韓日旅客船が到着する釜山港から眺めた釜山は、山の斜面にカラフルな家々が集落の如く並ぶ姿が印象的ですが、これは朝鮮戦争(1950~1953年)のときに、北朝鮮側から逃れてきた避難民たちによって形成されました。当時は家の前に家を建てる場合、後ろの家の日当たりが悪くならないように自然に階段式の村が造成され、50余年の歳月が経た今も、階段式の村がそのまま保存されています。

2009年、貧しい村を再開発することにより、半世紀の間、地域住民たちと哀歓を共にしてきた村の文化的魅力を再発見するための「2009村美術プロジェクト」が展開され、現在は外国人観光客も多く訪れるアート的な甘川文化村として生まれ変り、このユニークな町の景色に引かれた写真家と観光客、アーティストなど、多くの人々が足を運んでいます。

釜山のマチュピチュ、甘川文化マウル
釜山のマチュピチュ、甘川文化マウル

甘川文化村は、釜山出身の作家10人が参加して空き家5ヶ所を平和の家、光の家、闇の家、写真ギャラリー、ブックカフェなどテーマ別にアートな空間として活用し、路地の中の家の壁に描かれている矢印を従って歩いていけば迷うことなく、家と家から見えるカラフルな村の風景や絵画、アートな建物、そこに住む人々のリアルな生活ぶりが楽しむことができます。

映画やドラマのロケ地としても人気があり、KBSドラマ「オム・テウン」主演の「赤道の男」木村拓哉とイ・ビョンホンが演じた「ヒーロー」がこの村で撮影されました。

甘川文化村のマウルバス停留所と入口
ガムジョン小学校の公用駐車場のマウルバス停留所から降り、向かい側にある「甘川文化村」という看板の矢印の方向に歩いていくと、文化マウルの総合案内所があり、そこで有料で売っている村の地図(2000ウォン)を購入して、村の地図にあるスタンプを集めながら迷路のような村を散策してみるのもいいですね!

また、村の入り口から少し歩いたら右手の階段を上がったところに展望台を兼ねたハヌルマルがあります。 甘川洞と甘川港などが一望できる屋上展望台から釜山市内を一望できます。

基本情報
スポット名甘川文化村
gamcheon-munhwa-maeul
カムチョンムナマウル / 감천문화마을
住所釜山市沙下区甘川2洞甘内2路177‐11
부산시사하구감천2동감내로177-11
電話番号070-4219-5556
時間夏(3月~10月)09時から18時まで・冬(11月~2月)09時から17時まで

行き方:釜山地下鉄駅の土城駅6番出口を出て、甘川文化マウル行きのマウルバスを利用するか、一般タクシーを利用する。

※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
作成者
Park Bogyu
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