金山寺
金山寺 3階建ての弥勒殿(国宝第62号)

国宝、文化財が多く残っている百済時代の古代寺院

全羅北道 全州市から南へ約20キロほどの場所にある母岳山(海抜795メートル)の南麓に百済時代(法王599年)末期に創建された金山寺(クムサンサ)があります。

金山寺
金山寺 石燈( 宝物第828号)
金山寺
金山寺 石蓮台(宝物第23号)
金山寺
金山寺 六角多層石塔( 宝物第27号)
金山寺
金山寺 露柱( 宝物第22号)

五層石塔(宝物第25号)

金山寺事蹟によりますと創建当時ではそれほど大きなお寺ではなかったのですが、統一新羅時代、高麗時代になっては大きな寺院として変貌しました。しかし、慶長・文禄の役(1592~1598)で弥勒殿をはじめほとんどの建物が消失されました。その後、修復や復元などが進められて今のような伽藍配置になりました。3階建ての弥勒殿(国宝第62号)は1635年に再建されたもので、本尊の弥勒仏は高さ11.82メートル、脇持仏は8.79メートルの大きな弥勒三尊を祀っています。このほかにも宝物や国宝などの多くの文化財を有しています。

弥勒殿(国宝第62号)

金山寺は未来にこの世界に現れる仏様を祀る弥勒信仰を政治理念として用いられた後百済(900年~936年)始祖である甄萱(キョンフォン)が息子の神剣によって幽閉されていたと伝えられており、後百済の王宮があった全州市が近くにあり、かつてのこの地域の弥勒信仰を伺えるお寺です。

弥勒殿(国宝第62号)、露柱( 宝物第22号)、石燈( 宝物第828号)、六角多層石塔( 宝物第27号)、石蓮台(宝物第23号)、幢竿支柱(宝物第28号)、慧德王師眞應塔碑(宝物第24号)、五層石塔(宝物第25号)、方等戒壇(宝物第26号)

基本情報
スポット名 金山寺
금산사
住所 全羅北道 金堤市 金山面 母岳15キル 1
전라북도 김제시 금산면 모악15길 1
電話番号 063-548-4441
時間 日の出~日没
入場料 大人3,000ウォン/青少年2,000ウォン/子供1,000ウォン
サイト www.geumsansa.org

行き方:国鉄龍山(ヨンサン)駅からKTX乗車(約2時間)、国鉄金堤(キムジェ)駅下車して タクシーで 約40分所要

※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
作成者
Park Bogyu
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